実は、私が手放したんです。

それは、私が20歳の時でした。
もともと親と仲が良くなかった私は「早く結婚をして親との縁を切りたい」・・・そればかり考えていました。
早く結婚する。その為には、既成事実を作ればいい。そんな気持ちで彼氏になる人たちとお付き合いをしていました。
もちろん、子どもを作って結婚したかったので避妊なんてほとんどしませんでした。
しかし、なかなか出来ず私って出来にくいのかもしれないなんて簡単に考えていました。
ただ、それは「妊娠しにくい日」に行為をしていた・・・というだけだったのです。
そして、「その日」が来てしまいました。
いつも予定日どおり来ていた生理が止まったのです。
もしかして・・・とヒヤヒヤした気持ちと、ドキドキした気持ちのよくわからない状況で妊娠検査薬を試してみました。
すると、「陽性」でした。
よし!これで親と縁が切れる。
ただそれだけでした。
実際、出来ちゃった結婚をしてみるとまだまだ遊びたかった・仕事がしたかったという思いが強くなり・・・子どもが1歳のときには託児所に預け仕事をし、母としてではなく一人の女性として生きることに楽しさを感じるようになってしまいました。
働いて、自分の稼いだお金で子どもにジュースを買ってあげること、自分をママではなくスタッフとして仕事をさせて頂くこと・・・そこに生きがいを感じてしまったのです。
そんなある日のことです。
お金を稼ぎ、家事育児もこなす私を当時の主人は避けるようになったのです。
「自分が必要と感じられない」という理由でした。
正直、そんなことありませんでした。
毎日私だってクタクタだったのですから。
家庭は、どんどん悪化し私から離婚を切り出しました。
親権問題になったとき、私は「子どもは要らないから」といいました。
もう、精神的にきつかったんです。
母親なら、お腹を痛めて産んだ子を手放すなんて酷い・・・そう言われるのが怖くて、再婚し子宝にも恵まれましたが離婚した過去があること・子どもがいたことは離婚して8年経っても誰にも言えずにいます。